賃貸の火災保険の見直しは大幅な家計の節約につながることも
一人暮らしの時から数えて7回目の引っ越しをすることになりました。
引っ越し時に加入が必須となる火災保険。よく調べずに不動産会社に勧められるものにそのまま入ってしまうことも。調べるのが面倒なんですよね。でも、よくよく考えると保険なわけだから自分で自由に設計できるはずなんです。
そこで、今回こそは!と保険会社を調べて比較してみることにしました。
賃貸契約で必要な補償は?
保険は特約などを合わせると色々な補償があり、結局どこに着目すればよいのかわかりません。そこで調べてみた所、実はオーナーから必ず入って欲しいと言われる補償は、借家人賠償責任補償、個人賠償責任補償、家財補償の3つであり、ここに着目すると選択すべき保険会社が見えてくることがわかりました。
借家人賠償責任補償
借家人賠償責任補償は、借りている部屋に対して適用される補償です。賃貸借契約では原状回復が義務付けられていますが、火事などを起こしてしまった場合、原状回復することができなくなるため、大家さんに対して賠償責任が発生します。これをカバーしてくれるのです。
個人賠償責任補償
個人賠償責任補償は、火災などによってご近所に損害を与えてしまう場合などに備える補償です。洗濯機の排水ホースが外れて、下の階まで水漏れを起こしてしまった時などにも補償してくれます。
家財補償
家財補償は、自身の所有する家電、家具などの損害に対する補償です。つまり自分のための補償なので、一番コントロール可能な部分です。自分が所有している家電、家具について洗い出し、どれくらいの補償が必要なのかを自分で決めることができます。
火災保険を比較してみる
借家人賠償責任補償と個人賠償責任補償は、家財保険の特約という形でついています。つまり、家財にどれだけ保険をかけるかによって保険料が変わってくるという仕組になります。
そして、殆どの人が家財に対して必要以上の補償額をかけていることが多く、保険料が高くなっている傾向があるのです。
我が家は家具も家電も衣類もそんなに高価なものは持っていません。ざっと見積もっても150万いくかいかないか位。
ということで、家財保険を150~200万かけるとして、何社かピックアップしてみました。
借家人賠償 | 個人賠償 | 家財 | 保険料(1年) | |
日新火災海上保険 | 2,000万円 | 1億円 | 200万 | 5,000円 |
エイ・ワン少額短期保険 | 1,000万円 | 1,000万円 | 168万円 | 6,500円 |
アソシア | 1,000万円 | 1,000万円 | 183万円 | 6,500円 |
ジェイアイ傷害火災 | 合算で2,000万円 | 185.9万円 | 6,000円 |
今回の条件であれば費用と補償内容のバランスの良さから「日新火災海上保険」がよさそうです。
ちなみに、今入居している住居の火災保険を確認した所、家財補償に400万かけており、1年で9,000円近く払っていました。年4,000円の節約は大きいです。
不動産会社に確認する
加入したい保険会社が決まったので、不動産会社に火災保険を自分で手配することが可能かどうかを確認しました。すると、加入の証明書写しを提出すれば大丈夫という返答が返ってきました。
ただし、補償額について以下の条件が提示されました。
- 借家人賠責 3,000万
- 個人賠責 3,000万
- 家財 必要金額
日新火災海上保険は、借家人賠責補償が2,000万だったため、大丈夫かを確認した所、その条件であれば問題ないということ。
多少条件と合わなくても不動産会社に念のため確認してみるとよいかもしれません。
また、不動産会社指定の火災保険についても、条件次第で割安になる場合もあります。今回不動産会社指定の保険を確認した所、家財補償は最低400万ではありますが、保険料が年6,000円強とかなり割安であることが発覚しました。こちらも比較対象にいれた上、確定させたいと思います。
まとめ
保険は言われるがまま入ると、必要ない補償にまで保険金をかけていることがあります。逆に、補償してほしいことが対象として外れていることも。
保険に入る際は面倒くさがらずに一度内容と金額を確認することが大切ですね。
保険を見直すことは大幅な家計の節約につながることがあるので、きちんと調べた上で申し込むようにしたいです。